葉隠の美
“葉隠の花”を詠んだ歌は10首ほどあるようであるが、このうち“葉隠”と“恋”とを絡めて詠んだ歌は、数首しか知らない。そのうちでも西行が詠った“忍ぶ恋”の歌が私は最も好きである。 葉隠に 散りとどまれる …
葉隠の美。奥河内 河内長野のあれこれ 何にでも関心があり、突っ込みたがる関西人のブログです。河内長野の魅力、歴史散歩、習俗あれこれ、奥河内 河内長野にまつわるあんな人・こんな人・スゴイ人について。奥河内 河内長野の花・樹木や神仏見楽記など。
“葉隠の花”を詠んだ歌は10首ほどあるようであるが、このうち“葉隠”と“恋”とを絡めて詠んだ歌は、数首しか知らない。そのうちでも西行が詠った“忍ぶ恋”の歌が私は最も好きである。 葉隠に 散りとどまれる …
西高野街道が河内長野に入り、北坂を登って少し進むと松林寺に至る。 当寺は鎌倉期の僧・叡尊(えいぞん)が創建したと伝える真言律宗の古刹である。当寺の山門に釘隠し(くぎかくし)がしつらえている。 釘隠しは …
南朝の後村上帝が摩尼院に、そして北朝の三上皇が観蔵院(現・奥殿)に住まいしていたことから天野山金剛寺は、南北朝時代の6年間、南朝の都であった。そのため“天野行宮”と呼ばれるが、また女人の参拝も許されて …
奥河内の名刹・三ヶ寺のうち、筆頭寺院は河合寺で観心寺と金剛寺がそれに続いた。しかし河合寺は衰退し、現在、河内長野での名刹は、延命寺と観心寺、金剛寺となっているようである。これらの河内長野の名刹でさまざ …
南海・三日市町から東に歩を進めると延命寺に至る。 当地はかって“鬼住”と言われていたように“鬼”にまつわる伝承が語り継がれ、そして当寺には、鬼を退治したと伝えられる弓矢も残されていて、おとぎ話の世界が …
ずーと昔から、それこそ子供の頃からお城が好きだった。 そして40年以上も昔のことであるが、当時、和歌山城に凝っていた。この城は、大天守、小天守さらに台所櫓や乾櫓などが天守閣群を構成している。この当時ま …
南海・河内長野駅から石川に向かって坂を下ると、現在、河内長野で唯一の造り酒屋・西條酒造がある。西條酒造といってもピンとこないが“天野酒”という銘柄を言うと知っている人が多い。 この店先に杉の葉を束ね、 …
堺の岩室から分岐した天野街道は、陶器山の尾根筋を通り天野山金剛寺に至る。青賀原神社は、その天野街道に面して鎮座している。 当社の祭神は、頭九つの大蛇から空海を助けた丹生(にう)大明神である。言い伝えで …
南海・三日市町駅から南に下ると法憧山地蔵寺が建つ。通称、新町の庚申堂である。 有名な四天王寺の庚申さんは、摂津の国にある。しかし河内の国(一国)では、唯一この新町の庚申堂しかない(一宇)と言われ、ここ …
河内長野の南西に「女人高野」とも「天野行宮」とも称される名刹・天野山金剛寺がある。 当寺の奥殿は、元々観蔵院が建っていた所で、ここは南北朝時代、北朝の光厳、光明、崇光の三上皇が約三年間、御座所としてい …
40年以上も昔のこと、お城のことを調べていた頃の話であるが、その時“懸魚(げぎょ)”というものを初めて知った。しかしツイ最近まで、どの形のものが何と呼ばれる懸魚なのか全く知らなかった。もう少し早く勉強 …