聖なる数字がある。
これは、あらゆる民族や宗教に存在するが、日本では、仏教の教えや神道の神事あるいは民衆の伝統行事などから生まれてきた。
西国三十三箇所の観音巡礼や四国八十八箇所のお遍路、あるいは十三参りや七五三、そして成人式や三々九度、さらに七福神等など、聖なる数字が付いたものが沢山ある。
また、21日の弘法や25日の天神さん、あるいはまた天野山金剛寺の正御影供の4月21日や10月11日の長野神社の松明立神事、
さらに流谷八幡神社の縄掛け神事の1月6日など、それぞれの寺院や神社の縁日などは聖なる数字を示している。
長寿の祝いでは、60歳の還暦や70歳の古希、あるいは77歳の喜寿や80歳の傘寿、さらに88歳の米寿や90歳の卒寿、さらにさらに99歳の白寿に百歳の百賀まである。このように長寿に係わる数はたくさんあるが、これら全てが聖なる数字と言えよう。
ところで小生が生まれた日は、当然のことながら小生にとって聖なる日であり、聖なる数字を表している。ただ同じ誕生日でも、お釈迦さまの4月8日やキリストの12月25日とは比べものにならないが・・・。
そしてまた、今まで「毎月25日」が小生の聖なる数の日であったが、今では「偶数月の15日」へと変わっている。
そうそう重要な日を忘れていた。結婚記念日。いつだったか、はっきりと思い出せないが。これも小生にとって特別な意味を持つ数字である。
(杉岡清和)